6月初めのバーニーズニューヨーク銀座店のブログです。気温差もさることながら梅雨入りも間近な今日、皆様におかれましては体調を崩されませぬよう、どうぞご自愛ください。
さて、今回ご紹介するのはサーモンダイヤルが目を惹くパテックフィリップです。

色の組み合わせ的に感じたのは思ったほど、くどく感じなかった事です。ショーケース内に入れておくと他のYGやWGと違い本数も少ない為目立ち、扱いにくそうにも感じましたが試着すると思った以上に肌馴染みが良かったです。
「サーモンダイヤル」として親しまれているこのカラーは、ヴィンテージやアンティークの分野では「カッパーダイヤル」と呼ばれることが多く、1940〜50年代に一大トレンドを築きました。その名はCopper(銅)を彷彿とさせる美しい色合いに由来しています。(実際の素材に銅は使用されておりません)。
当時の一部ポスターでは、定番のホワイトダイヤル3本に対し、カッパーダイヤルが6本も掲載されるなど、まさに時代の主役と言える存在でした。
そして2025年、現代の新作コレクションに再び導入されたことで、その魅力が再評価され、コレクターの間でもにわかに熱が再燃しています。近年の入荷状況を鑑みても、シェルマンで今後これほど条件の揃った色合いに出会える機会は極めて稀だと言えます。

ロゴは象嵌で作られており、写真では分かりにくいですが良く見るとブランドロゴにふくらみがあります。金属板にわずか2mmの穴をあけ、エナメルを流し込み900℃の高熱で一気に焼き上げた拘りは、パテックフィリップが時計に対しいかに情熱と時間をかけたのかを感じられます。現代で同じように作っていたら時間が膨大にかかり一年で製造できる数はごく少数に限られるでしょう。

14Kの刻印はクラスプに彫られています。滑らかなブレスは着け心地が良く、重さもあまり感じる事がない為終日腕に着けていても疲れににくいのもポイントです。

20mmあるケース計のおかげで針やインデックスが良く見えます。数字の配置がこれまた面白く3と9の時間位置が横向きになっています。首も横に向けないように注意したいですね。

ケースに入れた時の顔がなんとも言えない愛嬌を感じます、丸顔にバランスの良いインデックス表示、ラグが程よくシンプルな為文字盤への視線は釘付けです。

最後に屋外での撮影、室内ではピンクの印象を強く感じましたが、外ではまるで夕日を思わせるような美しいえんじ色に変わりました。
一度見たら忘れない可愛いらしさの詰まったカッパーダイヤルのパテックフィリップ、是非店頭でお手に取ってご覧ください。
Patek Philippe
商品番号:D10511SK
1940年
素材:14KPG/18KYG
取扱い店舗,銀座・BARNEYS NEWYORK 店 | シェルマン公式オンラインショップ←オンラインショップ
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