Shellman Ladies' Antique Watch & Jewelry

Toriko

コラム 時計のダイヤルデザインの変遷 第4回/全4回

※こちらは旧伊勢丹店ブログ投稿分を再掲載したものです。

こんにちは。
コラム【時計のダイヤルデザインの変遷】第3回より続きます。




やがて70年代に入ってクォーツムーブが出回り始めると、
機械式とは比べ物にならないほどの高精度が標準となります。



ロレックス 196,70年代 イメージ画像


ジャガールクルト 196,70年代 イメージ画像


そのため、もはや些細な時間を気にする必要もなくなった。
とのコンセプトから、インデックスを全て取り払ってしまう。
という大胆なダイヤル(文字盤)さえ世に現れることとなるのです。



時計塔 イメージ画像

500年近くも基本形として大きく変わらずに受け継がれてきた
時計塔の時代からのダイヤルデザインは、20世紀に入ってからの
腕時計の出現によって、わずか数十年の間に大きな変化を見る
こととなりました。



スマホ イメージ画像


スマホ イメージ画像

現在はスマートフォン等の情報機器の普及により、
腕時計を持たずとも時間を知ることが容易な時代です。



フィリップ・デュフォー シンプリシティ
PHILIPPE DUFOUR [SIMPLICITY]

しかし面白いことに、高級でこだわりのある時計には
かつてないほど人気が高まり、正規店ですら手に入らない品もあるとか。



アーバン・ジャーゲンセン
Urban Jürgensen

クォーツウォッチが世に登場した時、
「もうゼンマイで稼働するような過去の時計は消えていく運命」
という厳しい評価を受けることもあったそうですが、
逆にクォーツが圧倒的なメジャーな存在になった時、
人々が求めたのはその便利さとは反対の過去の時計だったのです。



鋳造 イメージ画像

人間は絶えず技術革新を行い、科学文明は発展を続けてきました。
しかしそうした発展に伴って獲得したゆとりの時間に、
実は非効率で一見無駄とも思えるものごとを楽しむことこそ、
究極の贅沢ということなのかもしれません。




全4回にわたってお送りした、コラム【時計のダイヤルデザインの変遷】
今回が最終回です。ご覧いただきありがとうございました。

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