※こちらは旧伊勢丹店ブログ投稿分を再掲載したものです。
こんにちは。
Shellman 新宿伊勢丹 レディース スタッフのM.A.です。
いつも「Shellman ISETAN staff blog」をご覧いただきありがとうございます。
通常はアンティークジュエリー&ウォッチ一つ一つを取り上げて
その魅力をご紹介しているのですが、時には少しばかり目線を変えて
アンティーク全般について、つぶやいてみようかと思います。
よろしければお付き合いいただければ幸いです。

※the image by British Library
ということで、まずは原点に立ち戻って
「アンティーク」という言葉についてお話ししてみたいと思います。
この言葉自体を聞いたことの無い人はほとんどいないと思うのですが、
では「正確に説明して!」と言われると多くの人の答えは曖昧だったりします。
「古いもの?」
「100年前の物でしょ?」
「お宝品のこと?」
などなど。
結論から言ってしまうと、どれも間違いではありません。
はっきり言って「曖昧」なんです。(笑)

※the image by British Library
日本語だと「骨董」という言葉に置き換えられますが、
比較的多いのが「作られて100年以上経ったもの」という説です。
実はこの説には根拠があって、
160か国以上の加盟国を持つWTO(世界貿易機関)の加盟国間で、
「100年以上前に作られたもの(※要公的機関の認定)は関税が非課税」
となっていることに由来しています。
ただしこれは輸入国が課税するかしないかの基準であって、
品物の価値や作品としての真贋等を判断しているわけではなく、
あくまで「100年以上前(と推定)の物なので非課税です。」
という徴税機関の事務的な判断基準に過ぎません。

※the image by British Library
では、「世界アンティーク評議会」みたいな国際的な専門組織があって、
学術的や商業的に「アンティークとはこういうものである。」
という定義があり、世界共通の統一基準があるのかというと、
実はこれが何も無いのですね。
そのため専門家と呼ばれる人々の間ですら諸説あり、人によって
「これはアンティークではない!」「いやこれもアンティークと言える!」
みたいな議論があったりもするわけです。
※次回中編に続きます。








